五郎ちゃんホラー体験
私の目を盗み娘が五郎に割烹着を着せて撮影
「母ちゃん助けてくれよ~」の表情
母が曜日や日にちを忘れるようになって ずっと何かを探していたり
食べるものに執着したり 昼夜逆転しても ありのままを受け止めて
皆が通る道だからと 介護を楽しんでいる。
でも昨日は焦った 柏餅をお皿に出したら
母は柏餅を葉っぱごと食べていた
お母さん!それ美味しくないでしょ?
いつもあんたが食べれるって言うじゃない
お母さんそれは桜餅でしょ?
これは桜餅じゃないのか
柏餅よ
じゃあ全部食べる
え~柏餅だってば!~ガシガシだよ~今度からむいてからあげるね~
いつも優しい言葉にはならず 逃げ出したくなる時もあるが
冗談を言って 笑い飛ばし
適当なことばかり受け答えして また笑い笑わせて
笑うと入れ歯が外れる母を見てまた笑う
孫が入れ歯が外れるのを見て大泣きしたのを思い出して
「お婆ちゃん遊園地のお化け屋敷で働けるね~」と言ったら
又母が笑い柏餅のあんこがベッタリ付いた入れ歯を床に落とした。
五郎がいつもなら母のオコボレをサッと拾うのに
大きくピョンと後ろに飛んで逃げた!
ホラー映画並の恐怖の世界 だったね
こんな日常が一日でも長く続くように願うばかりです。