高グレードリンパ腫 末期
禁飲食で朝5時に家を出ました。大学病院に着いたのはギリギリの9時20分でした。渋滞はいやですね
水は7時まで飲ませてよかったので車の中で飲みました
終始ご機嫌なハッチ
待合室で1番元気で猫ちゃんのそばに行きたがりました。
詳しい検査に2時間以上かかりその間多摩の家に行きボスの事務仕事を片付け(役所に提出する書類)病院に戻りました
診断は大変重い物でした
我が耳を疑いました
高グレードリンパ腫 ステージⅤa(5アルファ)
Ⅰ、Ⅱ、のVのアルファ この上はありません
人で言えば末期 手の施しようがないという段階
肺に転移らしき影がある リンパも足 ひざ裏 内臓特に脾臓もボコボコです
先生もこんなに早く広がるのも珍しいとのお話しをしていました
現実を受け止めたくなくて ぼんやり聞いてしまいました テレビのドラマの話?先生何を言ってるの?用意していた録音機能はスイッチを押せなかった
抗がん剤は延命措置で完全に治すのは無理だとか 100頭中1頭ぐらい抗がん剤で治る子がいるとか 何もしないと1、2ヶ月で死んでしまうそうです。
抗がん剤は他の臓器を痛めて腎機能が働かなくなったりして亡くなるとか
生存が平均300日ぐらいのなんとかという抗がん剤と200日ぐらいのなんとかとか言う抗がん剤があるそうで
とにかくハッチの命の終わりが近いと言う事だけは分かりました。
「この子と1日でも長くいたいんです 100頭中の1頭にハッチがなれるかもしれないから 先生そう思っちゃダメですか?まだ4才ですよ」と言ったら静かに涙が出てしまいました。なんとかタイプか調べるとかナニタイプとか 訳の分からない横文字ばかり仰っているので
「お任せしますから 苦しくない 痛くないのをお願いします」と言いました。
すぐに 抗がん剤1回目の注射をしました。薬はステロイドの飲み薬をもらい
2回目は下館動物病院の先生が打ってくれます。
抗がん剤は気休めみたいです
この選択が正しいのか間違っているのか私には分かりません。父ちゃんに電話で伝えると 少しでも可能性があるならやろうよと言いました。
今ある食欲が無くなることがあるのでしょうか?帰りの車の中で私のカバンをあさってオヤツを全部食べました。
こんなに元気なのに
2時半に病院を出て高速に乗って5時半に帰ってきました。
いつもの守谷のサービスエリアのドッグランで良い便を出し走り回っていました
こんなに元気で可愛いのにね お別れが近いなんて信じられないです
帰ると父ちゃんが門の前に立っていて
「ハッチ 美味いもん食おうな!楽しいことしような」と言いました
抗がん剤の副作用的なものはまだ分かりません 夕食完食
水をかなり飲みました
夜中ちょっとだけ息が荒かったけど今は落ち着いています。息が荒くなったのは日曜日からです
夜リビングで一緒に寝る事にしました
ソフィアも気になるけどね 声は聞こえるからね
ハッチが何度も私の手を舐めました。いつもはあまり舐めない子です。ゆっくりとしたその舌の柔らかさと感触が私に何かを伝えようとしているように思えました。
私を落ち着かせようとしているみたいに
私の手の甲を何度も舐めるのです
犬って凄いね
尊いね