猫のスーちゃん
五郎の遊び相手のスーちゃん。孫が生まれる半年前に
鈴木さんの庭に迷い込んだ野良猫。
雨の日 子猫の泣き声が聞こえると電話がきた。
「捕まえたら馴らして誰かにお世話してあげるよ~」と
言ったらお隣りのご主人まで動員した大捕物になったらしい。
「手足に泥汚れか油汚れがついてるわよ」と
段ボールに入れられてきた子猫はまだ生後2~3ヶ月だった。
人に慣れていないから引っかく噛み付く必死の抵抗だった。
昔からいつも猫が家にいたからとっくにトキソプラズマの
抗体もある妊婦の長女が気長に馴らして
取り合えず鈴木さんの庭に居たからスーちゃんと呼び
トイレトレーニングと虚勢手術をして
どなたかのお家の家族にと思っていた。
しかし母性本能全開の長女は自分が飼うと言いだし
涙で「引っ越す時は連れていくから」と約束した。
子供との約束は破られるのが常である。
娘家族が引っ越してもスーちゃんは家にいる。
油汚れだと思っていたぼつぼつは
猫には珍しい斑点で 毛色もカフェモカ
顔はタヌキみたいな黒マスク。
猫なのに足音が大きい ドタドタ音をたてる。
完全室内飼い 水は蛇口から直接飲み
夜は五郎と一緒に寝る。
なかなか可愛い猫だ。
我が家にとって猫は生活必需動物で~す。