お母さんの宝物
父ちゃんとソフィアが帰る日曜日は日中は暑かったですが朝はちょうど良い気温で長いあさんぽを楽しみました。
筑波山はお隠れになっていました
カエルがいるかなあ?
そのうちイナゴも出てくるよ!
朝 義父が庭に出てきてソフィアに向かって「チャコちゃんチャコ お座り」と言いました。私は目で合図 父に見えないように指を一本立てて無言
ソフィアが座り義父は喜びました。
改名しても良いよね?今日からチャコちゃんにしようか?
チャコちゃんって誰だ?
裏の納屋に総桐の箪笥があります。68年以上前の婚礼家具でお母さんの宝物が入っています。よせば良いのに父ちゃんが「捨てようよ」と義母に言いました。可哀想にパニックになる母に「捨てないから大丈夫よ 私が捨てさせないよ」と約束しました。
中には「捨てようよ」と言った愛する一人息子の着物がありました。67年前の綿入りの着物です。
それから私がプレゼントしたベルベットの赤いガウンも入っていました。40年ぐらい前の物です。
手編みの青いカーディガンがあったので「お母さんこれ着れば良いのに!」と言うと「大切過ぎて着れないんだ」と言いました。お父さんが結婚前に手編みで編んでくれてプレゼントされた物だと言いました
エ〜素敵!お父さん編み物できるなんて!それって凄い愛情表現よね〜と感動して父にその感動を「お父さんって素敵ね〜」と話すと「それは人に頼んで編んでもらったんだ」と母のいる前で言いました。
絶句
お母さんの大切な思い出を壊しちゃったかな と心配になり超大型犬に話すと「忘れるから大丈夫だよ」と言いました。
どうか美しい思い出のままでいてくれますように。と祈りました。
案の定 ソフランで手洗いしてあげようと思ったら何処にしまったか何の事かわからなくなっていましたよ。
可愛い人です。
超大型犬に箪笥を捨てろと言われたのがショックでその後も何度も「私が生きている間は捨てないでくれ」と言われました。お金をかけて綺麗にしてあげようかなと思案中です。
木製の梯子が出てきました。見たことがない木の梯子です
キャバレッティの練習に使えそう
少し高くしても乗れたハッチ。もうちょっと角度をつけてみようかな? 褒めるとソフィアも「コレですか?」と梯子に触りました。五郎さんは「なんだそれ!?拷問の道具か?」と部屋に逃げました
捨てたくないなあ の母ちゃん
玄関先に立てかけて傘かけにしようか
ドッグダンスで め組の火消し なんてのは 大道具すぎるかな
これも机にしようかと。
父ちゃんが「キャンプ生活がゴミ屋敷生活になる」って言うからどうしましょう鉄屑はまだまだあります。ゴミも山ほど
アンティークドッグカフェに持って行くと喜ばれるかしら?
こんな物も出てきましたよ ドッグダンスの道ですよね 介護の道かなぁ
あはは 今 目の前にある道だね とにかく元気よく手を振って笑顔で歩くのだ
父ちゃんからの報告
谷和原のサービスエリアには上下共にドッグランがあるのですがソフィアは近くに来るとひんひん言うそうです。ドッグランに行きたいの?と父ちゃんが聞くととびっきりの良いお顔をするそうです。だから必ず寄りドッグランで遊ぶそうですが小さい子に吠えられても無視 穏やかに犬と人に接し「優しい良い子ですねえ」と人に言われるそうです。
でもソフィアは五郎とハッチがいると別犬です。
どうなっているのでしょうか?
謎です。
五郎とハッチも2頭だと穏やかに過ごせます
夕食後 「お母シャン兄ちゃんが残しているからボクチンが片付けてあげましゅ」と目で言ってるハッチ
寝る前に義母が「お願いがあるんだけど あの桐の箪笥の事なんだけど・・」と話がありました。義母の父親が7人も子供がいて安月給の小学校の教員で苦労して買ってくれた婚礼家具の話ですが何回も聞いてますが 初めて聞くような私の演技は助演女優賞ものです。「お母さん絶対に捨てないよ」の指切りげんまんをしました。可哀想に涙ぐんでいました
安心させる為 親孝行しよう との合言葉で帰ってきたのに 全く!父ちゃん恨むよ。