ソフィアが来る日
歩く時は背筋を伸ばして顎を引き宝塚歌劇団かバレリーナのように歩きたいとイメージするけど
歩き方には年齢が出ますね 亡き母に似ている歩き方になったような気がします
犬の散歩のはずだけど五郎は私を気遣って私を見上げてくれます。
美しい空の変化に見惚れて立ち止まります
帰って犬たちに朝食を出して母の所にシジミの味噌汁と鯵の干物とほうれん草のお浸しを抱えて行くとまた「ボケ防止に味噌汁だけは作らせて欲しい」と言う母
「じゃあ 明日からは お母さんにお願いするわね」と言う私 もう何回言ったかなあ?
母の不思議な味噌汁は大量の水に野菜を入れて煮て必ず卵を割り入れて最後に何故かインスタント味噌汁の具と味噌を一人前だけ入れて味の素を入れたりオリゴのおかげが入る 異様な味噌汁です。
とても喉を通らないのです。卵だけを食べていました。
どうしようかな?一応作っておいた方がいいかなぁ?母が忘れて作っていない事を願うばかりです。
全部笑ってケセラセラのレットイットビー
食後の洗い物の後は犬と遊んでハッピーでした。
可愛い君たちのおかげで笑顔でいられるのよ 本当にありがとう
前日の暴言の事などすっかり忘れて母は穏やかに時代劇専門チャンネルを見ていました
母の指定銘柄の牛乳とヨーグルトを買いに犬と一緒に買い物に行ったり役所に手続きに行ったりして1日が終わりました
今日はソフィアと父ちゃんが来ます。
父ちゃんには愚痴をこぼしたけどその事には触れず優しく接するようにお願いしてあります。私ももう父ちゃんには言わないようにしようと思います。ただ聞いて労いの言葉を言ってくれれば良いのに父ちゃんは「施設に入れようか」と言ったからです。
義父と義母との約束事を守りたい私です。どんなに行き届いた施設でも私の方が母の好みを知っていて一対一で母に寄り添えると自負があるのです
今のところはね まだまだ序の口で楽勝なのです。私の実の母が晩年私の名前を忘れても「私の大事な人」と呼んでくれたように義母にも思ってもらいたいと願っています。
でも義母にとっては最愛の息子を取った憎き大泥棒かもね
とにかく笑顔で優しくね
父ちゃんが帰ってきて犬たちも母も喜んでくっついているでしょう。